KVC学校建設第1号「パクホー小学校」のその後

KVC学校建設第1号「パクホー小学校」のその後

かがわ国際ボランティア未来塾2023
2023年12月24日

未来塾の高校生達がホームステイをしている間、KVCスタッフは、KVCが1999年に初めて学校を建設したビエンチャン県バンビエン郡のパクポー小学校を久々に訪問しました。屋根はトタン屋根ですが、壁はモルタル造りで、四半世紀が経過してもなお、しっかりしていました。日曜日なので小学校には誰もおられませんでしたが、建てた時と同じ使い方をしてくれており、安心しました。

パクホー小学校は、首都ビエンチャンの北東約150kmにあり、1964年にパクホー村の最初の小学校として建てられました。しかし、ラオス政府の政策により、焼き畑農業を営んでいた高地民族(少数民族・モン族)を高地から中低地への農業に転換させるためパクホー村に移動させたことから、児童数増加による教室不足と老朽化した校舎の再建が急がれていました。

開発途上国ラオスが貧困から脱出し自立するためには教育の力―「人づくり」が重要であると考えるKVCは、1998年5月に学校建設予定地3校を視察の上、同年7月のKVC例会において、緊急性の高いパクホー小学校の建設を決定しました。そして8月からKVC初代会長・矢野憲作氏(現マルヨシセンター創業者)をはじめとする同センターのメンバーで「1口500円募金」を開始し、小学校の生徒が空き缶回収で貯めたお金をはじめ県民約1,600人からの募金により、1999年に新校舎が完成しました。当時のパクホー小学校には、ヴィエンサマイ村、プーディンデー村、パクホー村の3村から子どもが通学しており、5教室および1職員室に加え、次年度にトイレと井戸の支援も行いました。

その後もKVCは「人づくりは国づくり」をモットーに、ラオスに学校建設や子供達の教育支援、香川の青少年をラオスに派遣する未来塾事業など、ラオスと香川の人材育成を中心に活動を続け、これまで24年間でラオスに学校を13校建設するに至りました。
これもKVCを支えてくださる皆様のご理解とご協力の御陰です。
いつもありがとうございます。

ラオスの学校建設一覧↓
https://npo-kvc.org/activity/school/

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