ラオスについて

ラオスについて -about Laos-

ラオス国旗マーク中国、ベトナム、タイに囲まれた内陸国ラオスは、人口660万人、日本の本州と同じ面積を持つ平和な国です。かつては、ラーンサーン王国という栄えた国であったが、19世紀後半にフランス領インドシナ連邦となり、第二次大戦中の日本軍の侵攻後、フランスから独立したものの、隣国で生じたベトナム戦争に巻き込まれ、300万トンもの大量の爆弾がベトナム国境沿いを中心に投下される。1975年、ベトナム戦争の終結とともに、ラオス人民民主共和国を樹立。社会主義国ながら、近年、ASEANに加盟し経済発展を目指している。ただし、かつての戦乱のために、教育、インフラがまだ不十分である。

国民は、ラオ族(全人口の約半数以上)を含む50もの民族で構成され、ラオス語を主要言語とし、ほとんどが敬虔な仏教徒である。国民性は本当に穏やかで、かつてフランスやアメリカを敵に戦っていたことが、今では信じられないくらいである。もち米を主食とし、ラオスの田舎は、日本の昭和初期の風景を思い出させるほど、のどかであり、安らぎを与えてくれる。

ラオスという国

map中国、ベトナム、カンボジア、タイ、ミャンマーに囲まれた国
(日本の本州と同じ)
暑期3~5月、雨期6~10月、乾期11~2月
人口約733.8万人(2021年、ラオス統計局)
国土の47%が森林
50民族構成(公用語ラオス語)
低地ラオ族(68%)、山腹ラオ族、高地ラオ族
仏教徒(95%)、キリスト教2%、その他
人民民主共和制(社会主義国)1院制
産業:農業、林業、電力、絹織物、コーヒー、地下資源
輸入超過(タイ、中国、韓国、日本から輸入)
国家財政の半分近くが外国からの援助額
日本、ベトナム、中国、スウェーデン、タイが援助国
アジアの最貧国(教育、インフラが不十分)
飢えの無い国、自然がいっぱい
主食:米、餅米
扶助精神:家族・友人・隣り近所を大切に
公務員1~2万円/月
副業に従事(昼間:役人、夜:バイト)

ラオスの教育

フランスの愚民政策の影響で初等教育しかない
義務教育:小学校のみ 教科書がない
5年生までの就学率67%
教師不足(中卒程度の能力)
教育制度 5・4・3・4制
高校3年(約3%入学)、国立総合大学(1校のみ)
識字率 約66%

ラオスがなぜ途上国なのか?

1945年 日本軍侵攻により仏領インドシナ連邦解体。日本軍撤退により再び仏領。
1953年 フランスから独立、ラオス王国設立。左派、右派の対立による内戦、米軍の介入。
1965年 ラオスへ空爆(300万t) →不発弾問題
1975年 ラオス人民民主共和国設立。右派は国外へ→難民問題

ラオス青年同盟

ラオス人民革命党の下部組織であり、青少年の健全教育、職業訓練により、健康で善良な人格育成を目指すことを目的に活動している。KVCは、この活動を支援するために、職業訓練センターの建設等の支援を継続的に行っている。各県に支部が設置されている。

ラオスの不発弾

詳しく見る

PHOTO GALLARY

ラオスの見どころ、風景、ラオスの子供達、ラオスの市場の様子を写真でご紹介。
詳しく見る

PAGE TOP